砂漠の民 (Bedouin)

 
砂漠の民(Bedouin:ベドウィン)はラクダを使って輸送業務(宅配便のようなもの)を生業としていた人々です。また羊などの放牧も行っていたこともあるようです。一般的に遊牧民と同義で取り扱われることが多いですが、ラクダによる運搬業務を行い砂漠上で移動・生活していたため、牧草地を移動・生活していた遊牧民とは違った生活様式であることから、ここではベドウィンと遊牧民を区別することにしました。ベドウィンのキリムの特徴には以下のようなものがあります。
  • 家族内で使うことを目的として織り上げていた
  • 個性的であるため、非常に面白いものが多かった
  • 手紡ぎの糸を使用していた

ベドウィンのキリムの特性は、遊牧民のそれと非常に似ています。そして世界中のコレクターを魅了している点でも共通しています。しかし残念なことに、このベドウィンの生活をしている人々が現在ではほとんどゼロになってしまっているのです。理由は輸送手段の発達(トラックや飛行機など)により、ラクダを使った輸送というものが採算が合わなくなってしまったからなのです。
 
ベドウィン 砂漠とベドウィンの男性


ですから、純粋なベドウィンのキリムは他の3種類(都市や村の定住者、遊牧民、半定住・半遊牧民などのキリム)に比べ、圧倒的に数が少ないのです。その希少価値の上がり方は尋常ではなく、多くのコレクターが探し出し、見つけることに躍起になっているほどです。