キリムの世界では、製作されてからの年月によってその呼称が変化します。それぞれの呼称と各年月は以下の通りです。
ニュー (New)・・・・・・・・・・・・・・・・製作後20年未満のものキリム業者によっては、製作後50年超のものをアンティークとして取り扱っているところもありますが、一般的な指標は上記のようになっています。この年代別の呼称は非常に重要視されています。その理由は古いものであるほど、その価値(価格)が高くなるためなのです。古いものほど価値が上がる理由としては以下のものが挙げられます。
セミ・オールド (Semi Old)・・・・・・製作後20年以上50年未満のもの
オールド (Old)・・・・・・・・・・・・・・・製作後50年以上100年未満のもの
アンティーク(Antique)・・・・・・・・・製作後100年超のもの
色合いに深みが生まれるため
キリムは使い続けることにより、色がだんだんと抜けてきます(色の退色)。退色によって生まれた色合いは、染めた段階では決して出せる色ではないことから(時間が経過しないと出ない色合いであるということです)、価値がアップするのです。しかし注意しておくべきことは、これは草木染のものであることが絶対条件であるという点です。化学染料も退色はしますが、その色合いは悪く、お世辞にもよいとは言えません(詳細は染めの項目をご参照ください)。
柔らかさが増すため
キリムは使い続けられることにより、柔らかさが増してきます。特に羊毛・ヤギ毛・ラクダ毛の場合はその違いが顕著です(シルクは元々柔らかいため、柔らかさという点では変化はありません)。
なお留意しておくべき点は、年代が古ければ価値が上がるということが、全てのキリムに当てはまるというわけではないということです。

